【実食検証】話題の“大豆ミート”を使った肉まんは、普通の肉まんと味の違いがあるのか?

おうちごはん
段々と春の訪れを感じる今日この頃ですが、みなさん、肉汁足りてますか?

こんにちは、きまぐれに登場するライター「きまぐれ肉まん」です。

さて、秋・冬は、各コンビニやメーカーの肉まんを食べ比べていたせいで、大忙しだった筆者ですが、最近気になる商品を発見した。

それが、「大豆ミートまん」

「2コ入大豆ミートまん」|メーカー希望小売価格:350円(税抜)

あずきバーや、中華まんで有名な「井村屋」から、昨年2020年7月に販売をしている商品で、最近、各コンビニやメーカーがこぞって商品展開をしている話題の“大豆ミート”を使用した肉まん。

突然ですが、“大豆ミート”に対して、みなさん、どう思いますか?

筆者としては、やはり、お肉の命は、肉汁。
そう、あのジュワーっとした肉汁あってこそのお肉。

グルメレポーターがお肉の料理をレポートするときにも、

「肉汁がジュワーーーーっと出てきます」

と必ず言いますよね。
肉汁表現がダメになってしまったら、某有名グルメレポーターも困惑です。

そう、お肉料理やお肉を使った商品に大切なのは肉汁なのです。

そのため、各メーカーから大豆ミート商品が出ていて、コレステロールやカロリー面でも良いだろうとは思いつつ、これまで、筆者は一切手を出してこなかった。

しかし、この「大豆ミートまん」を発見し、自称“肉まん通”としては、食べないわけにはいかないと思い、実食してみることに。

「大豆ミートまん」と「普通の肉まん」を徹底比較

どうせ食べるなら、普通の肉まんと食べ比べて味の違いがあるか検証してみようと思い、同じ井村屋から販売しているオーソドックスな肉まん(以下、「普通の肉まん」)を用意した。
まずは、パッケージの裏面のカロリー表示などを比べてみる。

こちらが「大豆ミートまん」の栄養成分表示。

続いて、こちらが「普通の肉まん」の栄養成分表示。

一見、カロリーも脂質なども大豆ミートまんの方が高そうだが、1コ当たりの大きさが違うので、一概に比較が難しそうである。
内側の餡よりも、外側の皮の部分の量によっても変わってきそうだ。

なお、井村屋の公式のデータを調べてみると、以下のように公開されていた。
想像通り、カロリーや、脂質が低く、コレステロールも0というところが嬉しい限りである。

ただ、肝心なのは味だ。

「0カロリーのコーラは、コーラではない。カロリーこそが美味しさだ」
と持論を持つ筆者にとっては、カロリーを除いたことによる、おいしさの低下は納得ができない。

味の比較を早速やっていこう。ここからが本当の検証だ。

まずは、両商品を取り出してみる。

正直、どっちがどっちか全くわからない。

一応、左が「大豆ミートまん」で、右が「普通の肉まん」。
1コあたり28gほど、大豆ミートまんの方が大きいので、見た目としても少し大きめ。

もしかしたら、
温めたら、変わるかもしれない・・・

指定の方法で温めてみたところ、

ほぼ変わらない。大丈夫、予想はしていた。

本当に若干「大豆ミートまん」がふっくらしたかな…?というレベルです。
アハ体験にもなりません。

改めて伝えると、
左が「大豆ミートまん」で、右が「普通の肉まん」だ。

見た目では、「大豆ミートまん」も「肉まん」と名乗るだけの風格を出している。

筆者は親から「何事もまずは、見た目から入る」と教わってきたため、この見た目が一緒ということはポイントが高い。

ただ、本題は味だ。見た目に騙されずに、肉まんを割ってみる。

はい!!
全然違うーーーーーー!

左の「大豆ミートまん」の餡の詰まり方がすごい。
皮よりも、餡の方が多いレベルだ。

このギッシリ感は食べ応えにもつながるためポイントは高い。

“人は見た目ではなく、中身”とよく言うが、肉まんも同じだ。

中身の具材についても違いがありそうなので、1つ1つアップで見てみよう。

こちらが「大豆ミートまん」

正直、どれが大豆ミートのお肉なのかはわからないが、よく見る肉まんの中身だ。

原材料を見ると、玉ねぎやたけのこなどが入っているようで具沢山感がすごい。

そして、こちらが「普通の肉まん」

大豆ミートの方を見てしまったせいか、ボリュームが少ないように見えてしまうが、ひき肉のゴロッとしたお肉の存在感はしっかりある。

見るだけで安心する“お肉感”である。

いつもありがとう。お肉。

果たして、「大豆ミートまん」と「普通の肉まん」の味の違いは‥

前置きはこのくらいにして、いよいよ、実食してみる。

いくらカロリーや脂質が低い&コレステロール0で、いくら見た目が同じで、ボリュームがあっても…

肉汁感がない、美味しくなければ意味がない!

まずは、いつもの肉まんの味を感じるために「普通の肉まん」から。
・・・
安定のゴロッと押したお肉感!
少し甘めな味付けにプラスして、肉の甘みが加わって、普通に美味しい。

子供のころからよくおやつで食べていた“いつもの肉まん”という安心の味です。もはや、おふくろの味だ。

小ぶりなサイズ感なので、お子さんや、小腹がすいたときに1個食べたい肉まんだ。

口が「普通の肉まん」を覚えた状態で、「大豆ミートまん」を実食。
・・・
!!!!普通に「肉まん」だ!
大豆でお肉なんて表現できるわけないと思っていたが、見た目のテカリでもわかるように、お肉の脂ぽさはしっかりと感じられる。ただ、くどい脂ぽさではない。

そして、何より玉ねぎやタケノコの食感が“肉まん感”を出す、いいアシストをしてくれている。

すごくシンプルな表現をすると、「野菜たっぷりで
あっさりとした肉まん」。

改めて言うが、これは文句なしに「肉まん」だ。

「大豆ミートまん」と「普通の肉まん」を食べて比べてみたが、正直、「大豆ミート」のお肉の再現性に驚いた。

100人に、「大豆ミートまん」を普通に食べてもらって、これが「大豆ミート」とわかる人は少ないはずだ。
それくらい、味の違いはない。
編集部の他のライター3人にも、商品名を伏せて食べてもらったが、全員がわからなかった。

本当に日本の技術力に脱帽だ。
そして、これまで「大豆ミート」に対して、懐疑的だった自分を悔いたいと思う。

いま、在宅期間が増えて、運動不足になっている人も多いと思うが、筆者のように、どうしても肉まんを食べたい!という欲が抑えられない人は、カロリー&脂質が低いのにウマい「大豆ミートまん」を一度食べてみることをお勧めする。

購入は、量販店、スーパー、井村屋ウェブショップ(https://www.imuraya-webshop.jp/)で出来るようだ。